
2007年7月、浜離宮恩賜庭園内にアルミ材を用いた桟橋と券売所が完成しました。これまで桟橋には鉄骨が使われていましたが、腐食がひどく建て替えが検討されたのです。
桟橋の工法にはSUSの自社物件「ecoms hall」にも用いられているクロスタッドシステムを採用(本誌「ecoms22号」P13の詳細を参照)。柱梁からなる安定性の高い工法で公共の施設にも適しています。使用したアルミ部材は海水の影響を考慮し、通常のアルマイト処理に厚さ7ミクロンのクリア塗装をかけ、より高い耐食性を確保。今後も実績を重ね、海洋施設に多用されているアルミの耐食性や腐食の進行について、データを蓄積していきます。
・アルミは海水に強いのか?〜アルミニウムの腐食と防食〜
・30年前のアルミ建築を検証 「沖縄海洋博シーサイドバザールに見るアルミ建築の今昔」
・アルミでつくられた水門 千葉県千葉市「生実川水門」の場合
・海を駆け抜ける『アルミハル』〜進化をつづけるプレジャーボートの「今」〜
・アルミでつくられた浮かぶ海洋レクリエーション基地

日本国内はもちろん世界各国から高い評価を受け、設計依頼が殺到する人気建築家 隈研吾氏のインタビューを掲載。素材に対する独特の感性を余すところなくご紹介します。